中国茶器―景徳鎮蓋碗ー 萬壽無疆
中国茶器―景徳鎮蓋碗(がいわん)
蓋碗は、蓋(フタ)付きの茶碗であるが、茶托(受け皿)も含めた3点セットの茶器を指します。清の時代で宮廷や貴族に好んで使われ、その後一般へと広まり、中国茶文化では最適な茶器として人気が高く、薬膳茶を楽しむのにぴったりのアイテムです。
また、「三才碗」ともいい、蓋が天、托が地、碗が人を意味します。小さな茶器ながら小宇宙を構成する古代中国養生思想を秘めています。
中国茶器の最高峰―景徳鎮
景徳鎮は、江西省東北部に位置する景徳鎮市の窯で製造された陶磁器のことです。中国陶磁器の元祖ともいえ、1000年以上の歴史があります。数ある中国陶磁器の中でも特に品質や価値が高く、古くから現在に至るまで多くの人を魅了しています。